ぼくのハンドルネームは「こっそり」なんだけど、
これは「さてどんな名前にしようかな」と思ったときに、
「誰にも言わずに、職場にも秘密で、外国語を続けている」
という自分の状態を表す表現としてぴったり来たからなの。
ツイッターをみてると、
「なんで外国語なんかやってるの?」
とか
「いまさら勉強してなにになるの?」
とかいわれて元気がなくなっちゃう、という人のつぶやきを目にするので、
「みんな、まわりに言ってるんだ~」
とむしろ驚いた。
だって、言われるに決まってるもん。
日本人の「英語コンプレックス」って、すごいよ。
たいしたことない記事でも、「海外の文献で・・・」っていうだけで、
なんだかインテリぶれるんだから。
それが、突然そこから抜け出そうとしてるやつが現れるんだよ。
脅威なの。ついつい突っつきたくなるんだよ。
絶対邪魔くさいし、なんの役にも立たないの。
このあいだ「外国語は、完全個人で楽しめるコスパの良い趣味」とつぶやいたら、
自分としては多めのリプで同意をいただけたので、
ある程度の資格をとるまでは秘密主義でいく、というのも
継続の秘訣のひとつかな、と思ったりした。
だって、会社は社員に10分時間があったら、外国語を勉強するより、
仕事してほしいと思うんだよ。
妻は夫に10分時間があったら、家事をやってほしいとか思うんじゃないかな。
それでも、外国語が使えたら、その能力は役に立ててほしい、とも思うわけ。
それって、「なんて身勝手な」と思うかもしれないけど、
それぞれの立場にしてみれば当然のことなんだよな、と思うんだ。
だから、秘密にするために僕は全部の教材をスマホにした。
スマホアプリの「マジタン」とmikanで単語を覚えて
Kindleで洋書をダウンロードして多読して、
英検の過去問だけは紙だったけどなるべくだれにも見つからないように
一人になれるときだけ勉強した。
で、1級とっちゃったら、どんなにギリギリでもまわりは「よかったね」って
言ってくれる。
「何点だったの?」
とか
「面接で何聞かれた?」
とか聞いてくるのは、同好の士だけだから、
しれっとしてればいい。
そしたら「あの人は外国語のひと」ってなるから、
ちょっと周りの認識もゆるまるかも。
そもそも、「外国語の人」ってなるとそれはそれで仕事が増える可能性が高いので、
そうなってからもなるべく秘密にしているんだけど・・・。